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    ※韓国ドラマレビューブログ『若葉マークの韓国ドラマ日記』の別館になりました。それにともない「キリン」改め「マカ」でHNを統一いたします。
    ※お初の方は、まずカテゴリの『お断り&注意』をご一読ください

    ■1/7…
    대미CP更新しました。遅くなってゴメンなさい&今年もよろしくお願いします。

    ■この下に「創作BGM」として好きなK-POPを紹介しています。
    他サイトに飛びます。音量注意
    Sorry, Sorry Answer BY Super Junior
    ----------
    元の曲よりこっちが好き。今年は彼らの全員の名前を覚えることができるでしょうか:D


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あいかわらず(2)
2009 / 12 / 12 ( Sat )
「お兄ちゃん、私本当にここにいていいの?ファン・テギョンssi、嫌がると思うけど…」
「お前を嫌がるはずないだろう。ここでアイツがたどり着くのを待てばいいから」


「またアイツなんて言って」
 ミニョは窘めるように兄をにらんだ。「ヒョンニム」と呼んでいた自分とは違いすぎる。
「それに、『たどり着く』ってなに?」
 ここが「たどり着く」と表現されるような場所だろうか、とミニョは首をかしげた。
「トランクは後でマネージャーが運んでくれるから。お前疲れてるんだろ?なんならそこで寝とけ」
「…えぇ!?」
 ミナムの指さす方を見て、ミニョは仰天した。そんなことできるわけがない。
「俺はちょっと行くとこがあるから。ここで大人しくしてるんだぞ」
 じゃあな、と兄が出ていってしまい、ミニョはしばらくその場に立ちつくした。なんだか妙な帰国だ。
 部屋の中をぐるっと見まわす。
「あんまり変わってませんね」
 あんまり…?ミニョは自分の言葉に首をかしげた。
「違う。全然、変わってません」
 机の上にきっちり並んでいる鉛筆も、五線譜も、多分デスクライトの角度も。
「同じだ」
 ミニョは嬉しくなって、1人でにやにやしてしまう。
「会いたいです」
 この間の電話はあんなふうになってしまったけれど、彼が心配してくれていたのは分かっていた。いつも心配だと怒る人だから。
「やっぱり電話くらい入れた方がいいよね…」
 ミニョは持っていた鞄の中を探った。
「…あれ?」
 携帯電話がない。空港を出たところで電源を入れたのは覚えているのだから、落としてきたということはないだろう。
 ミニョはもしやと思う。さっきバイクに乗せてもらった時、少しの間だが兄にバッグを預けたことを思いだしたが、むやみに疑ってはいけないと思い直す。でも他に心あたりもないのも本当だった。
 今ならまだいるかもしれないと、ミニョは兄を追うためドアノブに手をかけた。
「…?」
 硬い手応えに首を傾げ、二度三度ノブを回そうと試みたがダメだった。
「…ええ?なんで?」
 外から鍵がかけられているようだ。
「…監禁?」
 思わずつぶやいた物騒な言葉に、自分で驚いたミニョだった。







「ミナムと何を企んでる?」
 テギョンはあえてマネージャーの顔を見ずに尋ねた。
「な、な何も?たたた企みなんて、人聞きの悪い!」
 あまりの分かりやすさに失笑してから、今度は正面から見据えて睨みをきかせてやる。
「な、なんだよ。睨んだって怖くないもんね!」
「『ないもんね』って、いくつだよ。…今のうちに吐くことだ。俺がキレる前に言え」
「なんにも知らないって!お、俺は行くとこがあるから!」
「ミナムとどっかで落ち合うのか?」
「違うって!…おい、テギョン。俺は本当に知らないって」
「嘘をつくな」
「本当だって!…ミナムがミニョさんを連れに行ったのは知ってたけど、行き先までは知らん!」
「小さな罪を白状して、大罪を逃れようっていうのか」
「本当だよ?勘弁してくれよ」
 この様子だと本当に、居場所までは知らないか…?
 テギョンがそう思ったときだった。携帯電話が鳴った。コ・ミナムからメールだ。


『ファン・テギョン。お前の大事なものは預かった。返してほしくば従え。シヌ、ジェルミに他言無用。3分後に指示を送る。事務所の駐車場にお前の車がある。そこで待て』


「…は?」
 なんで俺の車が、ここに?
「おい、どういうことだ。コ・ミナムが自分の妹を誘拐したぞ」
「え?…さ、さあ」
「俺の車を家からここへ移動させたのは、お前か」
「え、えーと…ごめん!テギョン!!!」
「あ、おいっ!待て!!」
 マネージャーはあっと言う間に逃げ去った。丸くて足も短いくせに、逃げ足だけ、超一流だ。1人残されたテギョンは、しばらく考えたあと意を決したように立ちあがり駐車場に向かった。






 どうもおかしい。シヌは呼び出し音の続く携帯電話をあきらめて、額に指を当てた。
 マネージャーの持っていたリストにあったホテルを今まで7軒あたったが、どこにもミナムとミニョの名前はなかった。顔は知られているし、偽名まで使うとは思えないから本当にそこにはいないのだと思う。
「ヒョン!そっちはどうだった?」
 ジェルミが息を切らして、助手席に乗り込んでくる。どうやら彼も空振りだったようだ。
「こっちもダメだ。いなかったよ」
「そうか。じゃあ、ここもバツだな」
 ジェルミはダッシュボードに置いたリストの紙にまた線を引いてつぶす。これで8軒目のバツだ。
「じゃあ、残りのどっちかにいるってことだな!」
「…どうだろうな」
 シヌが言うと、どうだろうってどういうことだよ?とジェルミが大きな目をますます大きくして訊いた。
「テギョンも電話に出ないんだ」
「…?テギョンヒョンもコ・ミニョを捜してるんじゃないの?」
「だったら俺たちと連絡をとりあう方が効率的だろう」
 ジェルミは「そうか?」と、しばらく首を捻っていたが、そのうち弾かれたように顔を上げて言った。
「シヌヒョン!もしかして…テギョンヒョンはもうコ・ミニョを見つけたんじゃないか!?そんで独り占めしようっていう魂胆じゃ?!」
「…それは」
 ないとも言えない。
「テギョンヒョン、ずるいぞ!」ともう決め込んで、鼻息を荒くしているジェルミを横目に、シヌは少しだけ心の奥の傷がうずくのを感じた。
 例えテギョンが彼女を独り占めしたとしても、腹を立てる権利が自分にはない。ジェルミのように欲を見せずに彼女を好きでいることが、まだ難しい。
 家族も同然のメンバーの妹だから、好きだ。大事な友達だから、好きだ。
 彼女の前で、テギョンの前で、果たして自分はそう言い切れるだろうか。
「ヒョン!俺たちはどーする?」
「…とりあえず、残りの2軒は行ってみるか?他にできることもないしな」
 最後はつぶやきになったシヌの言葉に、ジェルミが心配顔になる。
「ヒョン、どうかした?」
 シヌは「いいや」と短い返事をして、エンジンをかけた。







 もう3分は経っただろう。
 テギョンの中指はさっきほどからステアリングを小刻みに叩き、目は携帯電話を注視している。コ・ミナムに操られるのは腹立たしいが、今できることがそれしかないなら仕方がない。
 だから早く指示をよこせ。
 テギョンは苛立つ心を紛らわすように外に目をやった。
 日に日に秋の気配が濃くなる最近は、事務所の庭の銀杏も色を変え始めていた。去年ミニョを見送った頃にはもう銀杏も楓も葉を落としていたが、もうそんなに季節が巡ったのかと、今更思う。
 ミニョが発ってからは仕事ばかりしていた。曲を作り、歌い。忙しくしている方が彼女を待つ日々が楽だったから。しかしそれも今日で終わり、ミニョと一緒に季節の移り変わりを眺めることもできる、はずなのに。
「…コ・ミナムめ」
 テギョンが再び携帯電話を見たとき、画面が光り、それを追ってメールの着信音が鳴った。

『次の条件をすべて満たす場所へ向かえ。
 1、お前が妹に告白したところ
 2、妹と俺の家族がいるところ
 3、本当のことを告白しても、少しも恥じることのないところ』

 ミナムからのメールにテギョンはますます険しい表情になる。どうやら簡単には会わせてはくれないようだ。テギョンは少しだけ考えた後、カーナビに目的地を告げるとアクセルを踏み込んだ。
















???????????????
もどかしいでしょ?私が書くのものは、いつもこうなんです。ごめん…





テーマ:韓国ドラマ - ジャンル:テレビ・ラジオ - カテゴリー:あいかわらず

12 : 17 : 41 | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
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コメント
--楽しいです^^--

マカさん、はじめましてv-435
いつもロムのみで一度もコメ残した事がなかったんですが
コ・ミナム兄が私が想像していたのと
とても近くて尚いっそう感激ですv-290

そして過去の物も私が好きなドラマだったので
全部読ませて頂きました^^
もう感激ですv-438
特に何度も何度も繰り返して読ませていただいたのが

花男ですv-344

そしてその度に泣きましたv-406
1回目で泣いたのでその後は
話も分っているから泣かないかと思ってんですが
カウルの気持ちが伝わってきてv-409
(私、可笑しくないよね(^_^;))

これからもお待ちしてますv-10
(長くなってv-435
by: タマラン * mQop/nM. * URL * 2009/12/12 * 18:14 [ 編集] | top↑
--女子高生です^^★--

美男ですね大好きなので
二次小説とかすごい
嬉しいです!! 


しかも内容も面白くて、
続きが気になって02!!>< 

続き楽しみにしてまス★
by: 紗希 * - * URL * 2009/12/14 * 22:41 [ 編集] | top↑
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