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    ※韓国ドラマレビューブログ『若葉マークの韓国ドラマ日記』の別館になりました。それにともない「キリン」改め「マカ」でHNを統一いたします。
    ※お初の方は、まずカテゴリの『お断り&注意』をご一読ください

    ■1/7…
    대미CP更新しました。遅くなってゴメンなさい&今年もよろしくお願いします。

    ■この下に「創作BGM」として好きなK-POPを紹介しています。
    他サイトに飛びます。音量注意
    Sorry, Sorry Answer BY Super Junior
    ----------
    元の曲よりこっちが好き。今年は彼らの全員の名前を覚えることができるでしょうか:D


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HOME sweet HOME(2)
2009 / 04 / 12 ( Sun )
 いつもならそろそろ尚宮に起こされる時間だが、今日は実家のベッドで思う存分朝寝坊できる。
チェギョンは二度寝を決め込んで、枕に顔を押し付けた。





 なんだかすごくいい夢だ。
 美味しいものが目の前に山盛りみたいな。可愛い服を選び放題とか。

 「チェギョン」

 夫が耳元で優しく呼んでくれるとか?

 「チェギョン、起きろ」

 ん?夫?

 「起きろ!何時だと思ってる」

 夢にしてはリアルすぎる。チェギョンが目を開けると、こちらを見下ろすシンが居た。
 「あれぇ?…シン君、なんで、あれ?」
 体を起こしてきょろきょろと狭い部屋を見回すチェギョンに呆れて「確かめなくても実家だ」とシンが言った。本格的に目が覚めたチェギョンがなんで来たのかと問うとシンはそっぽを向いたまま「お前の浮かれた顔を見にきた」と言った。




 シンは食事は済ませてきたと言い、チェギョンの遅い朝食を向かいの椅子に座って見ていた。その様子をまたリビングから時折両親がのぞいている。チェジュンは朝から友人と出かけたらしい。
 「シン君、今日は暇なの?」
 チェギョンがご飯を頬張った口で言うと、シンはあからさまに眉をひそめた。
 「俺は暇じゃない。それにちゃんと飲み込んでから話せ、汚いだろ」
 一度にニつ、怒られた。
 チェギョンは心の中でだけ舌を出す。
 「…次の予定まで少し時間が空いたから、ご両親に挨拶しようと思って寄ったんだ」
 「…さっきは私の顔見にきたって言ったくせに」
 「『お前の浮かれ顔』を見にきたと言ったんだ。なんでも都合よく解釈するな」
 チェギョンはむきになる夫に「はいはい」と返事をして、食器を片付けるべく席を立った。
 背を向けてもシンが自分を見ているのは分かっていてチェギョンは今さら、彼が会いに来てくれたことが嬉しくて幸せな気持ちになった。

 「シン君」
 チェギョンはゴム手袋をはめながら言った。
 「まだ1時間くらいは大丈夫?」
 「ん、あぁそのくらいなら」
 シンは腕時計を見ながら「でもなんでだ?」と続けた。
 「デートしよう!こんなチャンスないし」
 「…それはまぁ、そうだが。SPつきなのは仕方ないぞ。」
 「いいよ別に、気にしなきゃいいもん」
 じゃあ決まりね!とチェギョンは急いで茶碗を洗う。
 後姿だけでも分かる浮かれ具合にシンは唇をあげて笑ってから、コン内官に予定の変更を告げるだめ電話をかけた。

 食器を洗ったあとチェギョンはトランクをひっくり返して服を選んだ。しかし3日間の予定で持ってきた、しかも家で楽に過ごすための服ばかりを詰め込んできたトランクには、デートに着ていくような服なんて入っていない。
 「おい、早く出ないとどこにも行けなくなるぞ」
 ドアの外からシンの声が聞こえて、仕方なく昨日宮から実家に戻る時に着てきたフードのついたワンピースを着た。

 「で、どこに行くんだ?」
 玄関でピカピカの革靴を履きながらシンが言った。
 チェギョンはと言うとまだ服装に納得がいかず、せめてシン君が三つ揃えスーツじゃなくてジャケットだったら良かったな、なんてことを考えていて、行き先なんて少しも考えていなかった。
 「遠くは無理だな。となると映画…無理だ。ショッピング…」
 シンはそこでSPをちらりと見遣る。SPは「殿下、いけません」と静かに、しかし厳しく言った。
 「はダメだそうだ。どうする」
 「どうしよう…」
 そんなふうに考えている時間も惜しいのに名案が浮かばない。
 「あとどのくらい大丈夫だ?」
 シンの問いにSPが「30分ほどです」と容赦なく答える。
 「チェギョン、どこに行くにしても30分じゃ無理だ。また今度に…」
 

 彼が言い掛けたとき、チェギョンの母が言った。ずっと居間のドアから顔を出して様子を見ていたのだ。
 「殿下!お散歩はどうですか?」
 「…散歩、ですか?」
 首を傾げるシンをよそに、チェギョンの顔はパッと明るくなる。
 「それいい!お母さんナイス!」
 天気も良いし、30分あれば近所を1周できる。
 「そうしようよ?」
 妃宮のおねだりに、実は弱い殿下だ。「いいか?」とSPに了解を得てから、「じゃあ行くか」と立ち上がる。
 SPがドアを開け、春の日差しが狭い玄関を明るくした。チェギョンはスニーカーを履きながら思いついて、シンを見上げた。

 
 「あ!シン君待って!上着脱いでって」




















テーマ:韓国ドラマ - ジャンル:テレビ・ラジオ - カテゴリー:HOME sweet HOME

21 : 35 : 09 | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
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コメント
--わ~ほ~い!--

きりんさん~
うれしいス!シンシンシン新しいシン君にお目に掛かれる?
愛がチラチラ[壁|_-)チラッ!
by: 美優 * - * URL * 2009/04/12 * 21:54 [ 編集] | top↑
--美優さんへ--

いつも、楽しいコメントありがとうございます。マメにお返事できなくてごめんなさい。
何度も読んもらってると思うと、再読に耐えられる文章にしなければ!と身が引き締まる思いです。
もっともっと素敵なシン君を書けるよう頑張ります。
ちなみに今回のお話はほんわか優しい感じを目指しております。



by: キリン * YInHV9pY * URL * 2009/04/15 * 00:12 [ 編集] | top↑
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