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    ※韓国ドラマレビューブログ『若葉マークの韓国ドラマ日記』の別館になりました。それにともない「キリン」改め「マカ」でHNを統一いたします。
    ※お初の方は、まずカテゴリの『お断り&注意』をご一読ください

    ■1/7…
    대미CP更新しました。遅くなってゴメンなさい&今年もよろしくお願いします。

    ■この下に「創作BGM」として好きなK-POPを紹介しています。
    他サイトに飛びます。音量注意
    Sorry, Sorry Answer BY Super Junior
    ----------
    元の曲よりこっちが好き。今年は彼らの全員の名前を覚えることができるでしょうか:D


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The Man I Love
2009 / 04 / 05 ( Sun )
前置き。
韓ドラ『花男』を最終回まで見て、どーしても書きたくて、うずうずしちゃったので、書いちゃいました。
ドラマのネタバレもあると思うので、まだ未見の方は注意してね。
えと、ジュンピョ&ジャンディ出ません。…そうです!私はイジョンとカウル嬢が好きです?♪
他愛のないお話で宜しければ、どうぞ。

 4年前のままだ。
 当然のことだが、工房の扉を開けたときイジョンはそう思った。埃よけにテーブルや棚に白い布をかけたのが昨日のことのようで。それでいて、埃っぽい匂いや乾いて白くなったシンクは確実な時間の経過を知らせていた。

 イジョンはまず窓をすべて開け、次に白い布を取り去った。
 またここに帰ってきた。
 窓枠を背にして工房を眺める。春の温い風が彼を優しく後押しするように吹いている。


 さっきイジョンは約束どおりカウルに会いに行った。彼女が保育園の先生になったとジフから電話で聞いたとき、子供が子供を…と笑ったが、実際はとても板についていた。
 優しい子だからな。
 そう思うイジョンの唇には本人も知らないうちに笑みが浮かんで、彼はそんな自分をごまかすように掃除用具をとりに納戸へ向かった。







「イジョン先輩?あれ…いないのかな。イジョン先輩?」
あとで一緒に食事しようと言われてやって来たカウルだったが、思ったよりも仕事が長引いて遅くなってしまった。そんなことで怒る彼でないが、もしかしたらさっき保育園まで来てくれた彼が夢だったのかも…と馬鹿げた不安を抱いてしまう。でも灯りもついているし、掃除をしていたようで壁にモップが立てかけてあるし、床には水の入ったバケツがそのままだ。かすかに空調の音もする。
 もしや、とカウルはテーブルの向こうの長椅子を覗き込んだ。
 いた。
 イジョンは椅子に横たわっていた。いつかもこんなことがあったな、とカウルは思った。
 あの時の彼はなんだか疲れた顔をしていたけれど、今は微笑んでいるようにも見える。
 カウルは自分の鞄をテーブルの上に置いて物音を立てないように、掃除を始めた。







 
 水音で目を覚ました。一瞬自分がどこにいるのか、夢と現実の境目が分からなくなったが、「先輩?」と呼ぶ声の優しさに安心をもらう。
「…ごめん。寝てた」
 分かりきったこと言いながらイジョンはゆっくりと体を起こした。ほんの少しと思って横になったのがよくなかった。
「疲れてるんですよ。時差もあったし。今お茶煎れますから」
 カウルがそう言って微笑んでくれたので、イジョンは堅い椅子のせいで凝ってしまった首をぐるりと回した。そして気がつく。床がぴかぴかだ。それに出しっぱなしだった掃除用具も見当たらない。
「カウルちゃん、掃除してくれたんだ」
「あ、はい。でも床とここだけです」
 ここ、と言いながら彼女はシンクを指した。
「ありがとう」
「いいえ」
 そう答えてまた微笑む彼女を、イジョンはじっと見た。「お茶の葉は…」と呟きながら背伸びをして棚を開けてみて、次は手ごろな茶碗を探して、その次は見つけた茶碗を洗う。

 4年前もそうだったが、社会人になった今もあまり化粧っ気がない。どこが違うということでもないのに明らかに彼女はキレイだった。
「なんでそんなに見るんですか?」
 イジョンの視線に気がついたカウルが困ったような顔をして言った。
「ん?キレイで」
 カウルの頬にサッと朱が走る。
「せ、せ先輩。からかわないでくださいよ」
 反応は4年前のまま。イジョンはそれに満足した。しかし4年前とは違うこと。それはイジョンがいたって真面目だということだ。
 彼は立ち上がりカウルのいるキッチンスペースへと進んだ。


 狭い場所だ。カウルは近づくイジョンを明らかに警戒して彼が隣に並ぶと半歩、横に移動した。
「カウルちゃん。俺、傷つくんだけど」
「え?」
「そんなに避けなくても」
「避けてないです!」
「…そう?」
 イジョンが言いながらカウルを見つめると、また彼女は半歩横に、冷蔵庫のある奥の方へと移動した。自分でも知らぬうちに足が動いているらしい。それに彼女自身も気がついて「あれ?」とか言っているのが、また可愛い。
 そして彼女は雰囲気を変えようと、さらに抵抗を試みた。
「…あ!お湯沸きましたね。私運びますから先輩あっちで待っててください」
「イヤだ」
 イジョンは言いながら、手を伸ばしてコンロの火を止めた。
「お茶はいいから」
「…」
 経験値の差は明らかでカウルは黙った。
 イジョンはそんな彼女をそっと引き寄せた。小さい肩は彼の腕の内側に、元々ここにあったかのようにぴったりと納まる。胸が熱くなって、思わず腕に力が入った。

「先輩、ちょっと苦しい」
 しばらくじっとしていたカウルが顔を上げて言う。
 視線が出会って、またうつむく彼女の耳が赤い。イジョンはそんな彼女をどうしようもなく可愛く思う。そして、4年の間に確かに自分の中に育った想いを確認した。

「カウル」

 初めての呼び捨てに素早く反応したカウルが「はい!」と、ちょっと元気が良過ぎる返事をしたので、イジョンはまた笑ってしまうが、なるべく真剣にゆっくりとを心がけて続けた。
「俺は、君のソウルメイトが」

 そのとき、きゅるる?とこれまた可愛らしい音で彼女のお腹が鳴った。

 カウルはパッと離れて、自分のお腹を押さえる。さっきよりも顔が赤い。イジョンが笑うと、彼女も照れくさそうに笑った。
「まずは飯行くか」
「はい、あの、でも…」
「なに?」
「…その、続きだけ聞きたいかなーって」
「ん?ああ。…いいよ、また今度にしよう」
 その答えにカウルはちょっと不満そうに口をとがらせた。

 イジョンは車のキーをテーブルの上から取りあげ、まだキッチンでぐずぐずしている彼女に言った。
「先は長いんだし、ゆっくり教えてあげるよ」
 ゆっくり。
 そう繰り返すと何を想像したのか、今度はこれ以上ないくらいに彼女は真っ赤になって、イジョンはまた抱きしめたくなった。





了。















~~~~~~~~~~~~~
甘いっすね。書き終わって自分でびっくりだよ。
いえね、本当はもっと切なーいのが得意、というか書きやすいんですけど、最終回の彼らがあんまりに幸せそうだったので、こんなのになりました。
どうすかね?これからもたまには書いていいですかね?(笑)




テーマ:韓国ドラマ - ジャンル:テレビ・ラジオ - カテゴリー:『花より男子』(韓ドラ)小説

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コメント
--初めまして--

『花男』は、漫画をきちんと読んでないんですが、日本版を見てから、二次を知り、サイトに通いつめています。
二次で司&つくしはもちろんスキなんですが、総&優の
CPもスキなんです。韓国版の『花男』は、まだ当分
見れないんですが、韓国版のあらすじを読んでいたら、
韓国版では、イジョン&カウルCPが進展しそうだという事を知り、かなり気になるんです。今回のお話を読んで、
顔がニヤケちゃいました。これからもイジョン&カウルCPのお話を書いてください。
by: 咲華(さつか) * - * URL * 2009/04/11 * 01:36 [ 編集] | top↑
--咲華さんへ--

はじめまして。こんばんわ^^
まずはご訪問ありがとうございます。
私も日本版の総&優、好きです。でも韓国版はもっと好きで、妄想が溢れすぎて書いてしまいました。というか、もう連載になっちゃってます…あはは。
また良かったら感想お聞かせ願えますか?
うちはやっぱり『宮』創作を見に来てくれる方が多いので、ご意見が貴重です~

by: キリン * YInHV9pY * URL * 2009/04/15 * 00:04 [ 編集] | top↑
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