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    ※韓国ドラマレビューブログ『若葉マークの韓国ドラマ日記』の別館になりました。それにともない「キリン」改め「マカ」でHNを統一いたします。
    ※お初の方は、まずカテゴリの『お断り&注意』をご一読ください

    ■1/7…
    대미CP更新しました。遅くなってゴメンなさい&今年もよろしくお願いします。

    ■この下に「創作BGM」として好きなK-POPを紹介しています。
    他サイトに飛びます。音量注意
    Sorry, Sorry Answer BY Super Junior
    ----------
    元の曲よりこっちが好き。今年は彼らの全員の名前を覚えることができるでしょうか:D


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2009 / 04 / 05 ( Sun )
 久しぶりの我が家!
 実家の門をくぐったときチェギョンはそう思った。でもすぐに首をひねる。
 我が家?もちろん我が家だ。でもなんか違う気もする。
 と眉根を寄せたとき、玄関から両親が飛び出してきて、そんな疑問はすっかり消えた。


 チェギョンは今3日間の予定で実家に滞在している。皇太弟夫妻の住む洋館の改築工事が始まり、宮敷地内に仮住まいに移ったが、この機会に里帰りもよかろうと太皇太后様が提案してくれたのだ。シンも一緒にとチェギョンは願ったが、公務の関係でそれは叶わなかった。


 夕飯の準備をしている時だ。
「ねぇ、お母さん」
 チェギョンはもやしの根をぷちぷちと取りながら、チゲの味見をしている母に言った。
 父は冷蔵庫の中をごそごそして、何かを探し中だ。
「なに」
「赤ちゃんができるのってどんな気分?」
 娘の唐突な質問に、母親は赤い汁を顔にとばすことになった。父親は冷蔵庫に顔を突っ込んだまま、妙な中腰で固まった。
「あ、あんた!まさか!!?」
「ん?」
「もしや…!」
「…?…!ちがっ!違う違う違う!そーじゃなくて!」
 全力否定する娘を、それでもしばらくの間疑わしげな目で見る両親。
「ほんとーに違うから!…ただ予備知識というか、知っておいてもいいかなーって」
 ぷちぷちぷっちぷち。
 チェギョンのもやしの根っことりは妙はかどっている。
「…で?お母さんはどんな気分だった?私がおなかにいるって分かったとき」
 急に遠い日に思いを馳せることになった母は、コンロの火を消してから言った。
「…そうねぇ、すごく不思議だったわ。何が不思議って、私のなかにもう1人がいるってことよ」
「ふーん」
 チェギョンは頷いたが、当然その感覚は分からない。
「病院でおめでたですって言われて、その夜まではずーっとそんな気分だったの。でもねその夜布団に入ったら、急にものすごく幸せな気分になったのよ。どこがどんなふうにかって言われても説明できないけど、体の底から力が漲ってくるような」
 そんな気分だった、と言い母はチェギョンを見た。
「不安じゃなかった?」
「そりゃ、幸せと同じくらい不安だったわよ。怖かったし。心の準備なんて全然できなかったし」
 そのとき父がナムルのタッパをテーブルに置きながら言った。
「それにお父さんの稼ぎも少なかったし?」
「それは今もでしょ」
 言って母が笑う。チェギョンも笑った。
「でも、心の準備なんて要らなかった。あんたの産声聴いたときに涙が出て、気がついたのよ。もうとっくに私はお母さんになってることにね」



 その夜、両親と弟がテレビドラマに夢中になっている間に、チェギョンは携帯電話をジャージのポケットに入れてそっと庭へ出た。
父の庭仕事用のサンダルを履くと、自分が小さな子供になった気がしてなんだか楽しい。ぺたぺたと狭い庭を歩き回ってみると、足元に伸びた雑草や首元を通り抜けていく風が春を教えてくれた。
 チェギョンは短縮ダイヤルを押し、携帯を耳にあてる。
 シンはすぐに出た。
「シン君?」
「ああ」
 素っ気ない声でも、きっと笑ってる。チェギョンはそう思った。
「…」
「なんだよ」
「なんでもない」
「…お前、声が浮かれてるぞ。そんなに実家が嬉しいか」
「うん。久しぶりだし、サンチュ食べ放題だったし。行儀悪くてもジャージでも怒られないし」
「まったく…」
 呆れて微笑んでいるだろうシンの顔を思い浮かべて、ふとチェギョンは思った。
「ねぇ、これなんか新鮮だよね」
「なにが」
「こういう電話。マカオにいるときはダメだったし、その前は意味のない電話するような感じでもなかったし」
「は?」
「だからー…なんていうか恋人っぽい感じ?」
「俺には分からない」
「えー、なんか胸キュンな感じなのに」
「分からん」
 即答だ。
「そう?つまんないの」
 少しくらい乗ってくれたっていいのに、とチェギョンは心の中で文句を言ってみる。それが聞こえた筈はないけれど、シンがぼそっと言った。
 「恋人っぽいというのは分からないが…」
 「…が?」
 チェギョンはあんまり期待せずに続きを促した。
 「胸キュンは、少し分かる」





















~~~~~~~~~~~~

久々です?!中編連載です?!
もっと重いのをうんうん言いながら書いてたんですけど、春なんで!ちょっと明るいのを先に出します。
どってことないお話です。今どきの子が胸キュンて言うかどーか…(汗)


テーマ:韓国ドラマ - ジャンル:テレビ・ラジオ - カテゴリー:HOME sweet HOME

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コメント
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by: * * * 2009/04/05 * 23:28 [ 編集] | top↑
--嬉しい!♡--

まさか(ごめんなさ~い)と毎日覗きに来て見れば!!!
きゃっほ~!!!シン更シン~
いや~きりんさん♡
うれしさ爆発炸裂!PCにチューしたいくらい!
ゆ~くりじ~くり味わいます ♪もう一回♪もう一回♪読み直してきます 興奮してて何読んだって?状態です~
あ~決して寝ぼけてはないです 
 あっ~私~夢みてないよね うぐっ~寝れるかな?
朝に訪れればよかったか?落ち着け私 乂(゜ロ゜ )!!
by: 美優 * - * URL * 2009/04/06 * 01:17 [ 編集] | top↑
--お話がUPされている!--

いや~来て見て正解。お話がUPされているでは
ないですか。うれしいですね~。
チェギョンちゃんが実家に帰ってるとこから始まってるんですね。これから どうなるのか楽しみです。
by: かぐら * - * URL * 2009/04/08 * 13:36 [ 編集] | top↑
--管理人のみ閲覧できます--

このコメントは管理人のみ閲覧できます
by: * * * 2009/04/09 * 19:16 [ 編集] | top↑
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<04/05 23:28の鍵コメ(お○○○)さんへ>

こんばんわ。ずいぶんお待たせしたようで…汗汗。
うちのシン君かわいいですか?
なんか私的にシンは不器用!っていうのが1番にあって、あんまり恋愛に関してはスマートでないイメージです。そこがかわいいんだな、多分^^
たまにはビシッとカッコ良い皇太弟殿下も書きたいと思っておりますが、もっと腕を磨かねば無りそうです…


<かぐらさんへ>

大変大変お待たせしました><
懲りずに来ていただいてありがとうございます。
そうです。妃宮里帰りの巻、です。明るい春の感じを出せたらなと思って書いています。
でもこういうの書いてると切な~いのが書きたくなって、手がぷるぷるします。←嘘です^^でも書きたいのは本当。


<04/09 19:16の鍵コメ(ミ○○○)さんへ>

はじめまして、こんばんわ。読んでいただいてありがとうございます。お礼なんて照れます。
うちのシン君なかなか困ったちゃんで、更新がのろいときはほぼ彼が駄々を捏ねてると思っていただいて…(汗)妃宮様は勝手に動いてくれるんですけどね。シンはなかなか難しいです。
でもそこが書いてて、面白いとこでもありますので、これからもゆっくりではありますが2人を書いていこうと思います。
よろしければまたお寄りください。お待ちしております。


by: キリン * - * URL * 2009/04/14 * 23:53 [ 編集] | top↑
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